【2025年最新】キッチンカー開業資金の完全ガイド|必要費用から資金調達まで徹底解説
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キッチンカー(移動販売車)の開業を検討している方にとって、最も気になるのが開業資金です。店舗型飲食店と比較して初期投資を抑えられることで注目を集めるキッチンカーですが、実際にはどの程度の資金が必要なのでしょうか。
本記事では、キッチンカー開業に必要な資金の内訳から、融資制度、補助金・助成金の活用方法まで、2025年最新の情報を基に徹底解説します。
キッチンカー開業資金の総額と相場
キッチンカーの開業資金は、一般的に250万円~400万円程度が相場とされています。ただし、車両の大きさや設備の充実度によって、この金額は大きく変動します。
店舗型飲食店の開業資金が平均1,027万円(日本政策金融公庫2023年度調査)であることと比較すると、キッチンカーは約4分の1程度の資金で開業可能です。これが、多くの起業家がキッチンカーに注目する大きな理由となっています。
開業資金の目安(車種別)
- 軽自動車ベース:250万円~350万円
- 普通車バンベース:350万円~500万円
- 1tトラックベース:400万円~600万円
- 1.5t~2tトラックベース:500万円~800万円
キッチンカー開業資金の内訳
1. 車両関連費用(最大の投資項目)
キッチンカーの心臓部となる車両費用は、開業資金の中で最も大きな割合を占めます。
新車購入の場合
- 軽トラック(新車):100万円~200万円
- 軽バン(新車):150万円~250万円
- 普通車バン(新車):300万円~450万円
- 1tトラック(新車):350万円~500万円
中古車購入の場合
- 改装済みキッチンカー(中古):100万円~300万円
- 車両のみ(中古):50万円~150万円
中古のキッチンカーは価格を抑えられる反面、設備の老朽化や追加改装が必要になる場合があるため、購入前の入念なチェックが重要です。
2. 改装・設備費用
車両をキッチンカーとして機能させるための改装費用は、100万円~300万円程度が相場です。
主な改装内容
- キッチン設備の設置:調理台、シンク、コンロなど
- 給排水設備:水タンク、排水タンクの設置
- 電気設備:発電機、配線工事、照明
- 換気設備:換気扇、排気ダクト
- 外装・内装工事:販売窓口、看板、ラッピング
3. 調理機器・備品費用
提供するメニューによって必要な機器は異なりますが、30万円~100万円程度を見込んでおく必要があります。
主な調理機器と価格目安
- 冷蔵・冷凍庫:10万円~30万円
- フライヤー:5万円~15万円
- グリドル(鉄板):3万円~10万円
- エスプレッソマシン:20万円~50万円
- 製氷機:10万円~20万円
4. 営業許可・資格取得費用
キッチンカーを合法的に運営するために必要な許可や資格の取得費用は、合計5万円~10万円程度です。
- 飲食店営業許可申請:1.5万円~3万円
- 食品衛生責任者講習:1万円程度
- 車両構造変更申請:5,000円~1万円
- 保健所の施設検査:1万円~2万円
5. 運転資金(3ヶ月分)
開業後すぐに安定した売上が見込めるとは限らないため、最低3ヶ月分の運転資金(50万円~150万円)を準備しておくことが重要です。
月々の運転資金内訳
- 仕入れ費用:売上の30%程度
- 駐車場代:1万円~3万円
- ガソリン代:2万円~5万円
- 保険料:1万円~2万円
- 出店料:売上の10~20%(場所による)
- 消耗品費:2万円~5万円
資金調達方法①:日本政策金融公庫の融資制度
キッチンカー開業における最も一般的な資金調達方法は、日本政策金融公庫の創業融資です。
新創業融資制度の特徴
- 無担保・無保証人で最大3,000万円まで融資可能
- 金利は2.41%~2.80%(2025年現在)と低金利
- 創業前または創業後税務申告を2期終えていない方が対象
- 自己資金は創業資金総額の10分の1以上が必要
融資申請のポイント
融資審査を通過するためには、綿密な事業計画書の作成が不可欠です。特に以下の点を明確にする必要があります:
- 売上予測の根拠:出店場所、営業日数、客単価×客数の具体的な計算
- 競合分析:同エリアの競合他社との差別化戦略
- 資金計画:初期投資の内訳と回収計画
- 返済計画:月々の返済額と売上・利益予測の整合性
融資申請の流れ
- 事業計画書・創業計画書の作成
- 最寄りの日本政策金融公庫支店へ相談
- 必要書類の提出(見積書、事業計画書、本人確認書類など)
- 面談(1~2時間程度)
- 融資決定(申込から2~3週間程度)
資金調達方法②:補助金・助成金の活用
2025年現在、新型コロナウイルス関連の補助金は大幅に減少していますが、まだ活用できる制度があります。
1. ものづくり補助金
キッチンカーは「ものづくり」と「サービス」の両方に該当するため、申請可能です。
- 補助率:1/2または2/3
- 補助上限:750万円~2,500万円(従業員数により異なる)
- 対象経費:改装費、設備費(車両本体は対象外)
2. 小規模事業者持続化補助金
- 補助率:2/3(賃上げ枠は3/4)
- 補助上限:50万円~200万円
- 対象経費:車両改装費、広告宣伝費、ウェブサイト制作費など
3. 各自治体の独自補助金
地域によっては、キッチンカー専用の補助金制度を設けている自治体もあります。例:
- 大阪府狭山市:移動販売等導入事業補助金(上限30万円)
- 福岡県久留米市:販路開拓促進事業費補助金(上限30万円)
- 富山県南砺市:創業チャレンジ支援事業補助金
重要:補助金は原則として後払いのため、初期投資分は自己資金または融資で賄う必要があります。
開業資金を抑える5つの方法
1. 中古車両の活用
新車にこだわらず、状態の良い中古車を選ぶことで、車両費を半額以下に抑えることが可能です。グーネットやカーセンサーで「キッチンカー」と検索すると、改装済みの中古キッチンカーも見つかります。
2. レンタル・リースの検討
初期費用を大幅に削減できるレンタルやリースも選択肢の一つです。
- レンタル:平日3~5万円、土日祝7~10万円/日
- リース:月額5万円~15万円(長期契約)
3. DIYでの改装
電気工事など専門的な部分以外は、DIYで改装することで費用を削減できます。ただし、保健所の基準を満たす必要があるため、事前の確認が必須です。
4. 中古厨房機器の活用
厨房機器は中古品でも十分使用可能なものが多く、新品の半額以下で購入できることもあります。
5. シェアキッチンの利用
仕込み場所として自前の厨房を持たず、シェアキッチンを利用することで、初期投資と固定費を削減できます。
開業資金計画を立てる際の注意点
1. 予備費用の確保
想定外の出費に備えて、総予算の10~20%程度の予備費を確保しておくことが重要です。
2. 売上予測は保守的に
楽観的な売上予測は危険です。最初の6ヶ月は赤字覚悟で資金計画を立てましょう。
3. 固定費の最小化
売上が不安定な開業初期は、固定費をできるだけ抑えることが成功の鍵となります。
4. 専門家への相談
融資申請や補助金申請は、認定支援機関や商工会議所の専門家に相談することで、成功率が大幅に向上します。
まとめ:キッチンカー開業資金の現実的な準備方法
キッチンカーの開業資金は、店舗型飲食店と比較すれば少額ですが、それでも250万円~400万円という決して小さくない投資が必要です。
成功のためのポイントは以下の3つです:
- 自己資金100万円以上の準備:融資審査の通過率向上と、運転資金の確保のため
- 日本政策金融公庫の活用:低金利・無担保で借りられる創業融資の積極的な活用
- 補助金・助成金の併用:返済不要の資金で、実質的な負担を軽減
また、「安く始めること」だけを考えるのではなく、「継続的に営業できる体制を整えること」を重視した資金計画を立てることが、キッチンカー事業成功への第一歩となります。
開業を検討されている方は、まず最寄りの商工会議所や日本政策金融公庫に相談し、具体的な資金計画を立てることから始めてみてください。夢の実現に向けて、着実な一歩を踏み出しましょう。
無料相談窓口のご案内
キッチンカー開業に関する資金相談は、以下の機関で無料で受けられます:
都道府県の創業支援センター
各地域の商工会議所・商工会
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