キッチンカーの値段に差がでるキッチン部分の製造素材の話

キッチンカーの値段の相場は?適正な価格はどれくらいか?というのは皆さん気になりますよね。

飲食店経営をするのに、固定店舗ではなくキッチンカーをえらぶ理由は、やはり初期コストの低さを魅力に感じて選ぶ方は多いです。
固定店舗は開業費が1000万くらいはかかりますが、キッチンカー(移動販売車)は300万程で開業が可能です。(おおよその目安です)

開業する際、キッチンカーの費用ってどこに一番かかるのか、ですが、車両としてかかる費用(車検や申請、税金や保険など)は大きさによって違ってきますが、大きく影響するのはメイン部分のキッチンの素材です。
キッチンカーの値段は業者によって差ありますが、その要素の一つは、素材による差で大きく変わってきます。
キッチンカーのキッチン部分は、鉄、FRP、アルミで作られている場合がが大半です。
基本、火を使うのでキッチンカー本体に木材は使わないことが多いです。

キッチンカーによく使われる素材ですが

・FRP
あまり聞きなれませんが、ガラス繊維やカーボン繊維などでできたマットを樹脂の中に入れて強度を向上させた複合材料のことです。簡単にいうと繊維強化プラスチックです。
FRPは、軽く、金属並みの強度があり、耐水性が強く、錆びにくくいという特徴があります。
加工がたやすく、非常に軽いですが、紫外線などに弱く、熱に弱いという点があります。また、弾力性がないので強い衝撃をには弱いです。
FRPのみでシェルを作ることは難しいため、FRPの骨組みは金属を使うのが通常です。

・鉄
ここに上げた中では、一番丈夫です。もちろん熱にも強いです。ただし重量が重いため、200Lタンクを積んで、さらに調理什器を積むと、かなり重くなり、車両本体自体に負担が高く、燃費にも影響を及ぼします。
また、鉄は手入れをちゃんとしないと錆びるという点があり、長く使うには手入れをこまめにする必要があります。

・アルミ
アルミは鉄の1/3の重さで、大変軽量化することができます。そのため、車両や自動車、航空機などの輸送機械の原材料としてよく使用されています。
軽トラは重量制限350㎏があり、食材をたくさん積むことができない場合がありますが、軽量化によりクリアできます。また、耐食性に優れており、鉄にくらべて錆びにくいという特徴もあります。
またアルミは非磁性体なので、磁場の影響を受けません。
ただし鉄より多少強度はおちます。

弊社は、コストの面からFRPも検討しましたが、アルミでキッチンカーを製造しております。キッチンカーでは火を使うという点と、お客さんの安全性の面から、多少コストはかかりますが、アルミが一番適切と考えています。また耐久性を考えた場合も、長く使ってもらいたいという点もあります。
またシェル着脱式で長く運用でき、お客様のメリットにもつながると思っております。

他の素材がよくない、といっているわけではありませんが、皆さんはどんなふうにキッチンカーで商売していくのか、将来を考えて最適なキッチンカーを選んでください!参考になれば幸いです!

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